海洋散骨で起こりやすいトラブルと後悔しないための対策5選。【おひとりさま必見】
「海洋散骨を考えているけれど、トラブルが不安…」「親族や業者とのトラブルって避けられるの?」 海洋散骨の初心者の方が抱えるそんな悩みを解決します。本記事では、初めてでも安心して海洋散骨を行うためのトラブル回避方法をわかりやすく解説します。本記事を読むことで、海洋散骨の準備や注意点をしっかりと理解でき、トラブルに振り回されない安心の海洋散骨を実施することができるようになります。
ふくろう先生、海洋散骨を生前予約しようかと考えているんですが、何かトラブルがあるんじゃないかと心配で…。独り身の僕にはトラブル対応が難しいし。。
心配せんでよいぞ、修造さん。海洋散骨でありがちなトラブルや、後悔しないための方法をわかりやすく説明するから、安心しなされ
心強いです!先生よろしくお願いします。
海洋散骨とは
海洋散骨の定義とその特徴
海洋散骨とは、遺骨を粉状にした後、海に散布する新しい供養方法です。従来の「お墓に納骨する」スタイルと違い、故人の希望や自然への還元を重視した方法として注目されています。特に日本では、少子高齢化や後継者不足などの影響で、家族で守るお墓にこだわらない人が増えており、心のこもったシンプルな供養方法として海洋散骨が選ばれるようになっています。
さらに、海洋散骨は自然に寄り添う供養方法である点も特徴です。地上でなく海で行うため、手入れや管理の負担も軽減されるほか、遺族が海に訪れることで故人を偲ぶ新しい形の追悼もできます。
海洋散骨が注目されるメリット
海洋散骨が増えている背景には、社会の変化や人々の意識の変化が深く関係しています。ここでは具体的に、なぜ海洋散骨が注目されているのか、いくつかの理由を挙げてみます。
経済的な負担を軽減できる
お墓を建てる、またはお墓を維持するためには多額の費用がかかる場合があります。特に都市部では、お墓の土地が限られており、価格が上昇傾向にあります。日本消費者協会が2020年に行った調査によると、一般的な墓地と納骨堂の費用は数十万円から数百万円に及ぶことがあり、加えて、年間の管理費も必要です。一方で、海洋散骨はこのような経済的負担を軽減できる方法として注目されています。
海洋散骨の料金は、業者によって異なるものの、一般的には10万円から20万円程度で行えることが多いです。また、墓地にかかる維持費が不要なため、長期的な経済的負担も少なく済む点が魅力とされています。このようなコスト面での利点が、経済的な不安を抱えるおひとりさまにとって安心材料になっています。
お墓を守る後継者不足やお墓不足の問題解消
もう一つの理由は、お墓を守る後継者不足やお墓不足の問題です。日本の社会では、特に都市部において家族が遠方に住んでいることが多く、故人のお墓を定期的に訪れるのが難しい状況です。また、少子化の影響でお墓を引き継ぐ後継者がいないケースも増えています。こうした状況の中で、家族に負担をかけず、自然に還る供養方法として海洋散骨が選ばれているのです。
具体的には、跡継ぎのいない家庭や、家族と疎遠になっている人々にとって、海洋散骨は手軽に行える供養方法として適していると言えます。また、厚生労働省が公表している「墓地等に関する意識調査」でも、若年層の一部では「お墓を持たない選択肢」や「新しい供養方法」を望む声が増加しており、海洋散骨の普及がこうしたニーズに応えています。
そのため、海洋散骨は、伝統的なお墓を持つことに抵抗を感じる方や、経済的・後継者不足の不安を抱える方々にとって、非常に実用的な供養方法と言えるでしょう。特に、おひとりさまの方には故人の希望や残された家族の負担を減らす選択肢としておすすめです。
海洋散骨のよくあるトラブルとその原因
海洋散骨のメリットを紹介してきましたが、トラブルの原因となるデメリットについてもご紹介します。
親族間でのトラブル
散骨への反対や意見の対立
海洋散骨を検討する際、親族間で意見が食い違うことが多々あります。特に「お墓は残すべき」という意見と、「自然に還りたいから散骨を」という意向が衝突することが多いです。これは、お墓を伝統的に大切にしてきた日本の文化や、先祖供養の価値観の違いからくることがほとんどです。
たとえば、親族の一部が「家族のお墓を守るべき」と考える場合、散骨はお墓参りの機会を奪う行為として反対されることがあります。こうした意見の違いが激しいと、トラブルに発展し、親族間の関係が悪化してしまうことも少なくありません。
国民生活センターの調査によると、近年のライフスタイルの多様化により、「自分らしい供養」を希望する人が増えていますが、家族内の価値観のギャップがトラブルの原因になりやすいのが現状です。特に、故人の思いを尊重したいと考える人と、伝統に基づく供養を重視する人とで、対立が生じがちです。
実際、Aさん(60代女性)が母親の希望で海洋散骨を選んだ際、親族が「お墓がないと寂しい」と強く反対しました。結局、Aさんは親族と十分な話し合いを重ね、遺骨の一部を散骨することで折り合いがつきましたが、解決までに時間と労力がかかったとのことです。
そのため、散骨の希望がある場合は、事前に親族とよく話し合い、全員が納得する形を見つけることが大切です。
勝手に墓じまいをしてしまうケース
次に多いのが、勝手に「墓じまい」を行ってしまうケースです。特に「おひとりさま」の場合、子供や他の親族がいないことから「自分で決めても問題ない」と考えがちですが、実際には後々トラブルになることが少なくありません。
実例として、Bさん(70代男性)が自分の判断でお墓を墓じまいし、海洋散骨を選択したところ、後から親族が「お墓がなくなったなんて…」と不満を持ち、Bさんの決断に不快感を抱きました。このケースでは、Bさんにとっては良い選択であっても、親族にとっては納得のいかない形になってしまいました。
墓じまいは、故人やその親族にとって思い入れのあるものを手放すという行為です。そのため、親族や関係者とよく話し合いを行い、全員の同意を得た上で進めるのがベストです。墓じまいにあたっては、厚生労働省などの公的機関が発行するガイドラインを参考に、適切な手続きも進めると安心です。
遺骨をすべて散骨し、お墓参りができなくなる
最後に、「すべての遺骨を散骨したことによる後悔」も多いトラブルです。故人の希望で遺骨を海に還した後、「やはり一部でも手元に残しておけば良かった」と思う遺族が少なくないようです。故人が自然に還るという意味で海洋散骨を希望したとしても、残された家族にとっては心の拠り所として手元に遺骨を少し残したいと感じる場合も多いです。
たとえば、Cさん(50代女性)が父親の意向で全てを散骨したところ、後から「少しでも残しておけば良かった…」と後悔し、手元に遺骨がないことを寂しく感じたそうです。このようなケースでは、遺族の気持ちに寄り添い、散骨する遺骨の量を調整することがトラブル回避につながるかもしれません。
海洋散骨は、現代の新しい供養方法として確立されつつありますが、親族間のトラブルを避けるためには、事前の十分な話し合いや、全員が納得できる方法を見つけることが大切です。
業者に関するトラブル
悪徳業者やルールを守らない業者
海洋散骨を依頼する際に気をつけるべき最も大きなトラブルのひとつが「悪徳業者」や「ルールを守らない業者」との問題です。なぜなら、散骨はまだ新しい供養方法で、具体的な法的規制も発展途上な部分が多いため、悪徳業者が参入しやすい環境があるからです。実際に散骨業界には、サービスの質にばらつきがあるのが現状です。
具体的な問題として、業者が散骨に関する「ガイドライン」を守らず、人目につく場所で散骨を行ったり、必要な申請を怠るケースが挙げられます。たとえば、国土交通省が発表しているガイドラインによると、散骨は法律で明確に規制されていないものの、「一般の人に迷惑がかからないよう配慮する」ことが求められています。しかし、一部の業者はガイドラインを無視し、一般の人の目につく場所や観光地などで散骨を行い、住民や観光客から苦情が寄せられることもあります。
実際に、悪徳業者に依頼してトラブルになった例として、東京都のDさん(50代男性)がいます。Dさんはインターネットで安価な業者を選びましたが、業者が約束した場所と違う場所で散骨を行ってしまい、Dさんが大変な思いをしたというケースです。結局、Dさんは不満を抱えたまま泣き寝入りする形になってしまいました。
そのため、業者を選ぶ際には、信頼性や実績、口コミをチェックし、明確に説明してくれる業者を選ぶことが大切です。
天候により予定日に散骨できない
海洋散骨は、天候に大きく左右される供養方法です。特に台風や強風などの悪天候時には海に出られないため、予定日を延期せざるを得ないこともあります。天候は人の力でどうにもできない要素ですので、散骨のスケジュールに影響が出る可能性は頭に入れておくべきです。
特に夏場の台風シーズンには天候が変わりやすく、海が荒れる日が増えることが報告されています。7月から10月の時期に散骨を計画している方は、延期が必要になるリスクを考慮しておくと安心です。
実例として、Eさん(60代女性)は9月に散骨を予定していましたが、当日が台風の影響で荒天だったため、散骨が1週間延期となりました。Eさんはあらかじめ「天候による延期があり得る」と聞いていたので落ち着いて対応できましたが、スケジュールがタイトな方にとっては不便に感じることもあるかもしれません。
このように、天候リスクを減らすために、業者から「天候による延期の可能性」についての説明があるかどうか確認しておくと良いでしょう。
生前予約した業者が倒産してしまう
注意が必要なトラブルとして、生前予約していた業者が倒産してしまうケースもあります。特に最近の経済状況では中小業者の倒産リスクが上昇しており、海洋散骨業者でも同様のケースが見られます。もし業者が倒産してしまうと、事前に支払った費用が返金されないこともあり、利用者にとって大きな損失です。
この点については、公益財団法人全国霊園会が提供する「消費者のための事前予約サービス」においても「契約業者の信用度確認」を勧めています。散骨業者も同様で、特に生前予約の場合は、倒産リスクを考慮し、実績や口コミ評価の高い業者を選ぶことが安心です。
具体的には、Fさん(70代男性)が生前予約した業者が倒産してしまい、既に支払っていた散骨費用が返金されず、困ったという例があります。この場合、Fさんは新たに別の業者を探さなくてはならず、金銭的にも精神的にも負担がかかりました。
事前に倒産リスクを確認し、十分な実績のある業者に依頼することが重要です。
追加料金請求などの料金トラブル
海洋散骨で予期せぬ料金トラブルに遭遇することもあります。特に、見積もり段階ではわからなかった「追加料金」を請求されるケースです。こうしたトラブルは、初めて散骨を依頼する方が見落としがちな点なので注意が必要です。
国民生活センターによると、追加料金のトラブルは消費者トラブルの中でも特に多く、散骨業界でも「オプション料金」が発生することが多いとのことです。たとえば、Eさん(60代女性)が散骨を依頼した際、「船の貸切料」や「式典代」が追加でかかると言われ、最終的な料金が想定よりも高額になってしまいました。こうしたトラブルは、事前に業者からの説明を受けることで避けることが可能です。
このように、海洋散骨業者に依頼する際には、業者の信頼性や料金体系、天候リスクの説明など、事前にしっかり確認しておくことが重要です。
その他のトラブル
菩提寺との関係悪化
海洋散骨を選択した場合、菩提寺(先祖の墓があり、仏事を営む寺)との関係が悪化する可能性があります。日本では伝統的に、亡くなった方の供養を菩提寺で行い、お墓参りをする習慣が長く続いています。菩提寺は一族や家系の宗教的なつながりを守る場所として重要視されているため「お墓に入らず海洋散骨にする」との決断が、宗教上の価値観と衝突することがあるのです。
特に浄土宗や曹洞宗などの仏教宗派では、先祖をお墓で供養することを大切に考える傾向が強いため、海洋散骨に対して否定的な意見を持つお寺も少なくありません。国土交通省が提供するガイドラインにも「散骨を行う際には関係者と十分な協議を行うこと」が推奨されています。これは、供養方法を決定するにあたり、宗教や地域の価値観に配慮する必要があるからです。
具体的な例として、Gさん(60代女性)は父親の希望で海洋散骨を行った際、長年付き合いのある菩提寺から「お墓参りに来なくなるのか」と言われ、関係がぎくしゃくしてしまったそうです。このような場合、寺院に事前に相談し、理解を得た上で散骨を選ぶのが円滑かと思います。
そのため、菩提寺に関するトラブルを避けたい場合は、散骨について寺院に相談し、意見を聞いておくことをお勧めします。円満な関係を保ちながら、希望に沿った供養ができるよう努めましょう。
近隣住民とのトラブル
海洋散骨を行う場所が近隣住民の生活圏に近い場合、住民とのトラブルが発生することもあります。散骨そのものに法律的な制約は少ないものの、「人目に触れない場所で行う」「周囲に迷惑をかけない」などの配慮が求められます。国土交通省の「散骨に関するガイドライン」にも、「人々に不快感を与えないように配慮する」旨が記載されています。
たとえば、海水浴場や観光地の近くで散骨を行うと、周囲の人々から「不適切だ」として苦情が入るケースもあります。具体的には、Hさん(50代男性)が観光客の多い浜辺で散骨を行ったところ、地元の住民から「観光地での散骨は控えてほしい」と要望が出た例があります。このようなトラブルは、事前に散骨場所の確認を行い、住民に配慮した場所を選ぶことで防げます。
近隣住民とのトラブルを避けるためにも、なるべく人の少ない場所や、住民生活圏から離れた場所で散骨を行うようにしましょう。住民の理解を得た上で、静かに供養できる場所を選ぶことが大切です。
散骨場所の選択に関する法的問題
散骨場所の選択には、法的な配慮も必要です。日本の法律では、散骨そのものを規制する明確な法律はありませんが、「公共の福祉に反しない」という観点から、マナーを守って行うことが推奨されています。また、公共の場所や人が集まる場所での散骨は、後からトラブルになる可能性があるため、避けたほうが無難です。
散骨可能なエリアについては、自治体ごとに対応が異なる場合もあります。たとえば、海岸線の一部は自然保護区域に指定されている場合があり、こうした場所での散骨は規制対象となることもあります。環境保護や景観保護が優先される地域では、散骨が難しい場合があるので、事前に自治体や散骨業者に確認を取っておくのがよいでしょう。
実際、Iさん(40代女性)が散骨を計画していた場所が自然保護区域に指定されており、急きょ他の場所へ変更を余儀なくされたことがありました。こうした変更はスムーズにいかないこともあるため、事前確認が欠かせません。
このように、菩提寺や住民への配慮、散骨場所の法的問題について事前に確認を行い、安心して供養できるような場所と方法を選ぶことが大切です。
海洋散骨のトラブル対策 5選
1. 親族間でしっかりと話し合う
海洋散骨をスムーズに進めるために、まず重要なのは「親族間でしっかりと話し合うこと」です。なぜなら、海洋散骨は従来の供養方法と異なるため、親族によっては「お墓で供養したい」という意向を強く持つ人もいるからです。散骨をめぐるトラブルの多くは、遺族間での意見の食い違いが原因ですので、全員が納得する形を見つけるために話し合いが必要です。
厚生労働省も「供養方法の選択においては、親族の同意が重要」としています。なぜなら、残された人々の間で互いの気持ちや意向を尊重することで、後悔やトラブルを減らすことができるからです。
たとえば、Jさん(50代女性)が父親の遺骨を散骨したいと考えていたところ、兄弟の中で「お墓に残すべきだ」との意見が強く対立しました。Jさんはそこで十分に話し合い、父の遺骨の一部をお墓に残し、残りを海に散骨することで親族全員が納得しました。このように、互いの意見を尊重した話し合いは、関係性を保ちつつ最良の供養を選ぶために大切です。
つまり、事前に「どのような形で供養を行いたいか」「遺骨の一部を残すべきか」など、具体的な内容まで話し合うことがトラブルを回避するポイントです。
2. 一部の遺骨は手元に残す
次に、「遺骨の一部は手元に残す」ことも検討してみましょう。これは、海洋散骨後に「お墓参りの場がなくなった」「手元に遺骨がないと寂しい」という後悔を避けるための対策です。特に、散骨は永続的な供養方法であるため、全てを海に散骨してしまうと後から「少し残しておけばよかった…」と感じる遺族も少なくありません。
日本消費者協会の調査によると、近年「手元供養」を選ぶ人が増えています。手元供養とは、遺骨の一部を小さな容器に入れて家に置く供養方法で、近年では散骨とセットで利用するケースも増加しています。散骨業者の中には、こうした手元供養用の小型容器を提供しているところもあり、散骨後も手元に故人を感じられると安心される方も多いのです。
たとえば、Kさん(60代男性)が全てを散骨する予定でしたが、業者の提案で一部を手元に残すことにし、後々「手元供養用の遺骨があって心が安らぐ」と感じたそうです。このように、散骨した後でも少しの遺骨を手元に残しておくことで、気持ちが落ち着きやすくなります。
おひとりさまであれば、遺骨の一部を手元に残す選択は残された人々の後悔を防いだり、心のケアの方法としておすすめです。
3. 菩提寺への相談と報告を怠らない
菩提寺がある方は「菩提寺への相談と報告」を忘れないことが大切です。菩提寺は、家族が代々お世話になってきたお寺のことで、家族の供養を見守ってくれる存在です。供養方法が変わると、寺院側も把握しておきたいことが多いため、事前に報告して理解を得ることが大切です。
菩提寺への相談は、仏教の価値観を大切にしたい親族や、長年お寺と縁を持ってきた家族にとっても、安心して供養を行うための配慮になります。たとえば、ある浄土宗のお寺では「お墓を守り続けてほしい」との希望が強い場合もありますので、そうした価値観を尊重しつつ散骨について話し合うのが良いでしょう。
具体的な例として、Lさん(70代女性)は、父親の散骨を希望しましたが、菩提寺の住職に相談したところ「遺骨の一部だけを散骨し、お墓にも少し残してほしい」と提案を受け、両方の希望を叶える形で供養を行うことができました。こうした事前の相談があると、菩提寺との関係もスムーズに保てますし、後悔のない供養ができます。
そのため、菩提寺のある方は事前に住職や関係者へ相談し、理解を得た上で散骨を進めることがトラブル回避につながります。
4. 信頼できる業者の選び方
資格の確認と口コミ・実績のチェック
海洋散骨を依頼する際、まず大切なのは「信頼できる業者を選ぶこと」です。なぜなら、業者によって散骨の手続きや方法が異なり、場合によってはトラブルの原因になることがあるからです。特に、業界には認可制度がないため、業者の信頼性を自分で確認する必要があります。
まず、業者が信頼できるかどうかを判断するために、資格や実績の確認が有効です。日本で散骨に必要な特定の資格はありませんが、信頼性の高い業者は「一般社団法人日本散骨協会」に加盟していることが多く、この団体のガイドラインに従って運営しています。また、観光船の運航や船の操縦に関しては一定の資格が必要なためその資格を持つかどうかも確認すると安心です。
次に、口コミや実績を確認することも重要です。口コミはインターネット上で確認できる場合が多く、特に悪い評価や具体的なトラブルの報告がないか注意深くチェックしましょう。実績のある業者はこれまでの対応事例や利用者の声を公開していることが多いため、その点を判断基準にするのもおすすめです。
こうした確認を行い、サービスの質を把握し、信頼できる業者を選びましょう。
料金やサービス内容を事前に確認
次に、「料金やサービス内容を事前に確認すること」も重要です。なぜなら、見積もり段階での不明瞭な追加料金やサービス内容の違いが、後のトラブルの原因になり得るからです。海洋散骨では、基本料金に含まれる内容が業者によって異なることがあるため、細かい部分まで確認しましょう。具体的には、以下のような項目について確認すると安心です:
基本料金:遺骨の散骨や準備費用が含まれているかどうか
追加料金:乗船する人数や貸切の希望によって変動するか
オプション:式典の有無や供養品の手配など、必要に応じた追加サービスがあるか
例えば、Tさん(60代男性)が見積もりの段階で「式典代が含まれていない」という事実を後から知り、最終料金が高額になってしまったというケースがあります。こうしたトラブルを防ぐためにも、事前に「全ての費用」を確認し、納得した上で契約することが大切です。
業者選びでは、資格と口コミの確認に加え、料金とサービス内容についても細かく確認することで、信頼できる業者を見つけましょう。
5. 散骨に関するガイドラインとマナーを守る
海洋散骨はまだ新しい供養の形であるため、法律上の規制は少ないですが、いくつかのガイドラインとマナーを守ることが求められています。国土交通省が示す「散骨に関するガイドライン」では、「周囲に迷惑をかけないこと」を重要視しています。これには、散骨場所や方法の配慮が含まれています。
たとえば、散骨場所として適しているのは「人目につかない場所」や「環境に影響を与えない場所」であり、観光地や漁業場の近くでの散骨は避けるのが一般的です。また、遺骨をしっかり粉状にしてから散布することで、自然に還る供養を行う意義が守られます。散骨は他者に見られる場所や人が集まる場所で行うと、不快感を与えたり、後々のトラブルになりかねません。ガイドラインやマナーを守って散骨を行うことは、後悔のない供養を行うための大切なポイントです。
海洋散骨を成功させるためのコツ
目的に応じた散骨方法の選択
海洋散骨にはさまざまな方法があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。最適な方法を選ぶためには、家族や故人の希望を明確にし、それに合った散骨方法を選ぶことが大切です。海洋散骨を選ぶ理由は人それぞれですが、自然への還元や伝統的な墓地へのこだわりを持たないなど、動機を確認することで、より納得のいく方法が見つかります。具体的には、以下のような散骨方法があります:
個別散骨:家族や友人が同行し、専用の船で散骨を行う方法。費用は高めですが、貸切のため思い出に残るセレモニーが可能です。
合同散骨:他の遺族と合同で行う方法で、比較的安価ですが、他のご遺族と同じ船を利用するためプライバシーは限定的です。
代行散骨:業者が代行して散骨を行う方法。時間がない方や遠方に住んでいる方に適していますが、自分で参加できない分、散骨を実感しにくい場合があります。
実際に起こったトラブル事例から学ぶ注意点
海洋散骨は、適切な計画と準備ができていないと、さまざまなトラブルが起こることがあります。過去のトラブル事例から学ぶことで、未然に問題を回避しましょう。
実際にあったトラブル例として、Nさん(60代女性)は親族全員の同意を得ずに散骨を進めたため、後から親族の間で「墓参りができない」という不満が出てしまいました。この例からもわかるように、海洋散骨は全員が納得していないと後から家族関係に影響が出ることがあります。
次に、Dさん(50代男性)は悪徳業者に依頼し、散骨場所が事前に説明された場所と異なっていたことが判明しました。結果的に信頼できる業者を選び直すことになり、余計な時間と費用がかかってしまったそうです。このようなトラブルを防ぐためにも、業者の実績や口コミを確認し、納得できる業者に依頼することが重要です。
他にも、当日の天候や参加人数の制限など、予期せぬ問題が発生することがあるため、業者と詳細な打ち合わせを行い、すべての段取りを事前に確認しておくのが良いでしょう。
準備から実施までの流れを再確認
海洋散骨を成功させるためには、準備から実施までの一連の流れをしっかりと理解しておくことが大切です。計画段階から細かく確認することで、トラブルを回避しましょう。
散骨の希望と目的を明確にし、家族や親族全員と話し合いましょう。必要であれば菩提寺や近隣住民への配慮も大切です。特に、全員の合意を得ておくことで、後からのトラブルを避けやすくなります。
信頼できる業者を選ぶために、口コミや実績の確認、サービス内容の細かい点までしっかり調べましょう。また、必要に応じて料金表の明確な確認を行い、見積もり内容に納得できることが大事です。追加料金がかかる場合や、天候などで延期があり得る点も確認しておきましょう。
業者と細かいスケジュールや天候の予備日を調整しておくことが重要です。海洋散骨は天候に左右されるため、予備日を設けたり、急な変更に備えておくことで、計画通り進行しやすくなります。
いよいよ散骨当日。準備が整っていれば、心穏やかに故人を見送ることができます。最後に遺族全員が納得し、故人を見送る心構えができているかを確認しておくとよいでしょう。
海洋散骨を成功させるためには、事前準備から当日まで、計画をしっかり確認し、納得できる形で行うことが重要です。
信頼できるおすすめの海洋散骨業者
評判が良く信頼できるおすすめの海洋散骨業者を4社紹介します。各社の特徴を理解し、自分にあった業者をお選びください。
シーセレモニー
基本情報
出典:シーセレモニーホームページ
運営会社 | 株式会社SPICE SERVE (代表取締役社長CEO 山田 康平) |
打ち合わせ | ・店舗(東京都港区海岸3丁目18−21 ブライトイースト芝浦1F) ・オンライン ・ご自宅への出張訪問 |
粉骨対応 | あり(有料 ※プランによっては無料) |
粉骨の立ち合い | 可能(無料) |
遺骨の受け渡し | 出張お引き取り・郵送 |
コロナウイルス感染症対策 | ・船舶アルコール消毒(船内やデッキ、備品等) ・船内アルコール消毒液の設置(お客様ならびに乗船スタッフ用) ・運航中の船内換気(ドアの開放) ・個室などの3密空間となり得るスペースの閉鎖 |
雨天対応 | ・小型クルーザー:無料で日程変更 ・中型以上のクルーザー:雨天でも出航可(船室を使用) 風や波が高く危険と判断した場合は順延日のご相談 |
献花・献酒の持ち込み | 可能 |
喫煙 | 全てのクルーザーで喫煙可能 |
服装 | 通常の平服 |
墓じまいの対応 | 可能 |
海難事故向けの保険 | ①船客保険および船体保険 ②旅行業保険 ③事業活動包括保険 ※保険料はすべて散骨料金に含まれています。 |
骨壺・木箱等の処分 | 可能(無料) |
ペットの散骨 | 可能 |
・きめ細やかなサービスの質に高い評価
・プランが充実(10種類以上のプラン)
・ワンランク上のプレミアムプランや豪華客船を利用した特別なプランがある
・船上での生演奏や、故人の思い出映像制作、ドローンによる記念映像の撮影など、
オプションサービスが充実(14種類)
・海外の対応海域もあり(ハワイ、グアム)
・生前予約ができる
・ペットの海洋散骨プランも提供
プラン・価格
プラン名 | 料金 | プランの内容 |
ファミリー散骨プラン (貸切散骨) | 143,000円〜286,000円 (土日祝は+33,000円) ●運航エリアにより費用が異なります ●クルーズ時間:約90分 ※粉骨費用:別途 33,000円 | 船を貸し切って行う散骨プラン ・船舶チャーター ・散骨セレモニー ・献花用花びら ・献酒用の日本酒 ・ドリンクサービス ・写真サービス(データ納品) ・散骨証明書(後日郵送) ・桟橋使用 |
代理散骨プラン | 55,000円〜77,000円 ●運航エリアにより費用が異なります ●ハワイは132,000円 ※粉骨費用含む(立合い粉骨可) | シーセレモニーが 代理で散骨するプラン ・散骨セレモニー ・献花用花びら ・献酒用の日本酒 ・ご遺骨の粉骨 ・写真サービス ・散骨証明書(後日郵送) |
合同乗船散骨プラン | 165,000円 ●乗船定員:2名まで ●クルーズ時間:2時間 ※粉骨費用:別途 33,000円 | 他の方と一緒に散骨を行うプラン ・船舶チャーター ・散骨セレモニー ・献花用花びら ・献酒用の日本酒 ・ドリンクサービス ・写真サービス(データ納品) ・散骨証明書(後日郵送) ・桟橋使用 |
プレミアム散骨プラン (貸切散骨) | 660,000円/2178,000円 ●クルーザーにより費用が異なります | 豪華なクルーザーを貸し切って行う 特別な散骨プラン ・お食事+飲み放題 ・生演奏 ※プランによる ・船舶チャーター ・散骨セレモニー ・プレミアム献花 ・プレミアム献酒 ・祭壇 ・ドリンクサービス ・写真サービス(データ納品) ・フォトフレーム ・散骨証明書(後日郵送) ・桟橋使用 |
豪華客船散骨プラン | クルーズ費用は お問い合わせください ※粉骨費用:別途33,000円 | 豪華客船を使用したプラン ・客船クルーズ乗船 ・散骨セレモニー ・献花用花びら ・献酒用の日本酒 ・散骨証明書(後日郵送) |
生前予約プラン | 生前予約 【代理散骨】 55,000円 ※粉骨費用含む 生前予約 【ファミリー散骨】 154,000円 ※粉骨費用含む | 生前予約 ファミリー散骨 の場合 ・粉骨 ・献花用花びら ・献酒用の日本酒 ・散骨証明書(後日郵送) |
年忌法要クルーズ | 中型クルーザー [定員20名様まで]286,000円 ※土日祝は+44,000円 ●クルーズ時間:2時間半 大型クルーザー [定員70名様まで]要問合わせ ●クルーズ時間:2時間半〜3時間 | ご遺骨を散骨した海域をクルーザーで巡りながら、年忌法要と会食を 海上で行うクルーズプラン |
ペット散骨プラン | ご乗船 ・飼い主の故人様と同時に散骨 16,500円 ・ペットのご遺骨を単独で散骨 121,000円〜 ※粉骨費用含む 代理 ・飼い主の故人様と同時に散骨 16,500円 ・ペットのご遺骨を単独で散骨 55,000円 ※粉骨費用含む | 故人様のご遺骨と一緒に散骨、またはペットの遺骨を単独で散骨するプラン |
精進落としプラン | ●[5名様]159,500円 ●[10名様]363,000円 (土日祝は+33,000円) ※粉骨費用:別途33,000円 | 散骨後の食事を船上で 楽しむことができるプラン |
代行お参りプラン | 16,500円 | シーセレモニーのスタッフが 代理でセレモニーを行うプラン ・セレモニー写真(データ納品) |
対応海域
東京(羽田空港と東京ディズニーリゾートの沖合)
千葉(銚子・南房総[千葉・保田])
神奈川(横浜・湘南・江ノ島・葉山横須賀・浦賀・真鶴・小田原・湯河原)
北陸(若狭湾沖・富山湾)
大阪(USJと関西国際空港の沖合)
高松 (女木島の西の沖合)
沖縄 (那覇市の沖合・石垣島の沖合)
ハワイ(ハワイ島の沖合・オアフ島の沖合)
グアム(アガットマリーナから出航したグアム島の西海岸)
出典:シーセレモニーホームページ
シーセレモニーは、関東、関西、四国、沖縄の主要エリアに加え、海外のハワイやグアムでも散骨が可能です。特に、海外での散骨を希望する方や、海外にゆかりのある方にとっては、他の業者にはない選択肢を提供している点が魅力です。特別な場所で故人を送りたい方や、海外旅行が好きだった故人をその思い出の地で送り出したい方にとって、シーセレモニーは非常に適した業者です。
サービス紹介動画
利用者の口コミ
2024.05.15
長期にわたるご相談に対応していただき、宿泊に伴う連絡調整をお願いでき私と故人がイメージしていたようなセレモニーができました。海に溶け込んでいく故人が目に焼き付きました。
■乗船場:湘南・江ノ島・葉山 ■ご利用プラン:ファミリー散骨プラン(貸切散骨)
2020.11.11
父の誕生日に、散骨式をして頂きました。海への散骨は父の生前からの希望だったこともあり、家族としても本当に心より納得のいく満足できる散骨となりました。親切に細かいお心遣いをして下さり大変感謝しております。あんなに美しく海に溶けていくものなのですね。父の好きな音楽と好物の菓子や飲み物、そして沢山のお花と共に海という自然の中に溶けていき、父本人も大満足でしょう!貴重な想い出をありがとうございました!
■乗船場:東京 ■ご利用プラン:ファミリー散骨プラン(貸切散骨)
2021.08.19
先日はありがとうございました。子どもたちも主人の母もとってもよかったよ!と言っていました。ディズニーの近くまで行っていただき、とてもよく見えたし、ディズニーのお話もしてくださったり、選曲も本当にステキで感動しました。主人の母は散骨に抵抗があったようでしたが、クルーズの後はなんだかスーッとして心が洗われた気持ちになった、とてもステキで乗船してよかったわ〜としみじみ言っていました。みなにとってよい思い出になったようで、心より感謝いたします。写真も送ってくださりありがとうございました。海に撒かれた花びらの奥にディズニーが見えていてステキな光景でした。いろいろ相談に乗っていただいたり変更したりとご迷惑もおかけしましたがお願いして本当によかったです。どうもありがとうございました☺︎
■乗船場:東京 ■ご利用プラン:ファミリー散骨プラン(貸切散骨)
2022.02.23
昨日は大変ありがとうございました。母の意向が滞りなく進められ大変嬉しかったです。コロナ禍でどこにも行く事が出来なかった中、ちょっとしたアトラクションの様で楽しさと感謝を一緒に持ち合わせられて本当に良かったです。また、三回忌なんかで出来ればと思います。ありがとうございました。
■乗船場:東京 ■ご利用プラン:ファミリー散骨プラン(貸切散骨)
出典:シーセレモニーホームページ
みんなの海洋散骨
基本情報
出典:みんなの海洋散骨ホームページ
運営会社 | 株式会社Aクルーズ (代表取締役 天井 十秋) |
打ち合わせ | ・電話 ・LINE ・お問い合わせフォーム |
粉骨対応 | あり(各プランの料金に含まれています) |
ペットの散骨 | 可能 |
遺骨の受け渡し | 持ち込み・出張お引き取り・郵送 |
服装 | 通常の平服 |
墓じまいの対応 | 可能 |
・シンプルで無駄がなく、必要最低限のサービスを低価格で提供
・対応海域は全国29箇所と非常に広範囲でどこに住んでいても利用しやすい
・土日祝も平日と同一料金
・ペットの海洋散骨プランも提供
プラン・価格
プラン名 | 料金 | プランの内容 |
代行委託散骨プラン | 44,000円〜 | みんなの海洋散骨が 代理で散骨するプラン ・ご遺骨の引き取り(別途料金) ・ご遺骨のパウダー化費用(粉骨) ・献花 ・献酒、献水 ・海洋散骨施行費用 ・散骨証明書(散骨海域の明記) ・散骨風景写真 |
合同乗船散骨プラン | 132,000円〜 | 数組のご家族に乗船いただき、 合同で故人様をお見送りするプラン ・ご遺骨の引き取り(別途料金) ・ご遺骨のパウダー化(粉骨) ・献花 ・献酒、献水 ・船舶チャーター ・海洋散骨施行 ・参加人数 1~2名様/組 (最大4名様) ・散骨証明書(散骨海域の明記) ・散骨風景写真 |
貸切乗船散骨プラン | 242,000円〜 | お一人様から、ご家族、親族様のみのプライベートに散骨いただけるセミオーダープラン ・ご遺骨の引き取り (送料無料・引取り費は別途料金) ・ご遺骨のパウダー化(粉骨) ・船舶チャーター ・献花 ・献酒、献水 ・海洋散骨施行 ・参加人数 1~8名様 ・メモリアルDVD ・散骨証明書(散骨海域の明記あり) |
対応海域
北海道|東北 (北海道・宮城)
関東(東京・千葉・神奈川・茨城)
東海|北陸(新潟・静岡・伊勢志摩・富山・福井)
近畿(京都・大阪・兵庫・和歌山)
四国(徳島・高知・愛媛・香川)
中国(岡山・広島・鳥取・島根・山口)
九州(福岡・宮崎・熊本・鹿児島)
出典:みんなの海洋散骨ホームページ
みんなの海洋散骨は、対応する地域が非常に広いため、故人が愛した場所やゆかりのある地域で散骨を希望する場合でも、柔軟に対応できる点が強みです。特に、遠方の親族がいる場合や、希望する特定の海域がある場合には非常に便利です。
サービス紹介動画
口コミ・評判
2020.03.27
■厚木市/50歳代女性 ■ご利用プラン:合同乗船散骨プラン
先日はお世話になりました。家から近い海域で送ることが出来て、本当に嬉しかったです。スタッフの方々もアットホームな感じで安心しました。青い海の水底に沈んで行く記憶が印象にいつまでも残っています。海洋散骨で良かったなあ、と大変満足しています。ありがとうございまいた。
2021.05.03
■福岡県福岡市/80代男性 ■ご利用プラン:代行委託散骨
大変お世話様になりました。55年連れ添った伴侶人の追慕の念は未だに消えるものではありませんが、ビデオの映像を拝見する度たびに心が休まるような気持ちになります。ありがとうございまいた。
2021.03.19
■広島県広島市/40代男性 ■ご利用プラン:代行委託散骨
この度は大変お世話になりありがとうございました。こちらの希望にも対応して下さり、嬉しい限りです。お陰様でほっと一息つきながら新年を向かる事が出来ました。御社を選んで良かったと心より思っております。ありがとうございました。
2020.08.20
■岐阜県多治見市/70代女性 ■ご利用プラン:貸切乗船散骨
すべてにおいて、大変満足しています。雨が少し残念でいたが、それでも良い思い出になりました。(海は良いですネ)散骨できて大変良かったですし、ずーと心に残ります。とても、満足しています。スタッフの方々もみんな親切で、散骨したいという人がいれば、紹介したいと思いました。本当に本当にお世話になり、ありがとうございました。
出典:みんなの海洋散骨ホームページ ※写真はイメージです
ミキワの海洋散骨
基本情報
運営会社 | 株式会社サンテレーヴ[屋号]お墓のミキワ (代表取締役 吉野 操) |
粉骨対応 | あり(有料 ※プランによっては無料) |
遺骨の受け渡し | 出張お引き取り・郵送 |
骨壺・木箱等の処分 | 無料対応 |
ペットの散骨 | 可能 |
・東京近郊に特化した地域密着型
・対応海域は2箇所(ディズニーランド沖、羽田沖)
・土日祝も平日と同一料金
・二柱目以降は割引(柱[はしら]:お位牌の単位)
・「粉骨」ではなく「洗骨」のみも対応可
・ペットの海洋散骨プランも提供
プラン・価格
プラン名 | 料金 | プランの内容 |
個別散骨プラン | [屋内保管] ●[1〜3名様]110,000円 ●[4〜6名様]143,000円 ●[7〜10名様]165,000円 (土日祝でも同一料金) | 船をチャーターしご遺族様に 乗船していただき散骨するプラン ・粉骨 ・海洋散骨 ・献花 ・献酒 ・散骨証明書(散骨海域の明記) ・散骨風景写真 |
代理散骨プラン | ●[屋内保管]27,500円 ●[屋外保管]38,500円 | スタッフが代理で散骨するプラン ・粉骨 ・海洋散骨 ・献花 ・献酒 ・散骨証明書(散骨海域の明記) |
メモリアル クルーズプラン | 99,000円 | 以前に散骨が行われた海域に行き、 故人様を偲び、お参りできるプラン ・献花 ・献酒 ・写真 |
ペット代理散骨プラン | ●[2〜3寸]16,500円 ●[4〜5寸]18,700円 ●[6〜8寸]20,900円 | 一体ごとにご家族様に代わり、 スタッフが散骨するプラン |
対応海域
東京(ディズニーランド沖・羽田沖)
出典:ミキワの海洋散骨ホームページ
ミキワの海洋散骨サービスは、東京近郊の限られた海域でサービスを提供しています。ディズニーランド沖と羽田沖の2箇所で、特に東京に住む方や、東京近郊での散骨を希望する方には便利です。限られた海域ではありますが、ディズニーランド沖というユニークな場所で散骨を行いたい方や、羽田沖というアクセスしやすい場所で手軽に散骨を行いたい方におすすめです。
サービス紹介動画
口コミ・評判
■埼玉県 ■ご利用プラン:個別散骨プラン
散骨当日は風もなく静かな海でゆっくりお別れすることができました。遺骨の一部を手元供養用に小分けしていただくなど全てにおいて遺族側の立場になってご提案いただきとても感謝しています。私の周囲に散骨に関心がある人も多いので貴社のことを紹介させていただきます。ありがとうございました。
■埼玉県 ■ご利用プラン:個別散骨プラン
当日は交通事情により遅れてしまいましたが、それに対しても船頭さん含め、とてもご理解のある優しいご対応に感謝しております。散骨当日の写真も沢山綺麗に撮って頂き散骨内容にも心から満足しております。一人一人の散骨をゆっくり急かすことなく優しく見守ってくださり、心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。
■東京都 ■ご利用プラン:個別散骨プラン
この度は大変お世話になりありがとうございました。こちらの希望にも対応して下さり、嬉しい限りです。お陰様でほっと一息つきながら新年を向かる事が出来ました。御社を選んで良かったと心より思っております。ありがとうございました。
2020.08.20
■埼玉県 ■ご利用プラン:個別散骨プラン
趣味の釣りやダイビングを思い出し故人らしさを考え海洋散骨を選択しました。とにかくセレモニーとして大変良く遺族も気持ち良くお別れできました。最後のお別れに散骨場所を回っていただき、この時間が一番良かったです。 散骨のご対応、親族を含め大変感謝しております。おかげさまで故人を忘れない良い思い出となりました。
ブルーオーシャンセレモニー
基本情報
運営会社 | 株式株式会社ハウスボートクラブ (代表取締役社長 赤羽真聡) |
粉骨対応 | あり |
粉骨の立ち合い | 可能 |
遺骨の受け渡し | 出張お引き取り(有料)・持ち込み |
服装 | 通常の平服 |
墓じまいの対応 | 可能 |
ペットの散骨 | 可能 |
プラン・価格
プラン名 | 料金 | プランの内容 |
チャーター散骨プラン | 国内 ●(平日)297,000円〜440,000円 ●(土日)352,000円〜495,000円 海外 ●(ハワイ)935,000円〜 ●(ハワイ)495,000円〜 | 自社クルーザーを一隻貸し切って 行う海洋散骨 ・献花用花びら ・写真サービス ・船舶チャーター ・セレモニー ・ドリンクサービス・お茶菓子 ・散骨証明書 |
合同乗船散骨プラン | ●(平日)165,000円 ※1組2名様 ●(土日)187,000円 ※1組2名様 ※追加乗船: ¥16,500/1名 | 複数家族がクルーザーに乗船し、 乗り合いで行う海洋散骨 ・献花用花びら ・写真サービス ・ドリンクサービス・お茶菓子 ・散骨証明書 |
代行委託散骨プラン | ●55,000円 ※ご遺骨1柱の料金 | ご遺族に代わりスタッフが 代行して行う海洋散骨 ・献花用花びら ・写真サービス ・散骨証明書 |
ペット散骨プラン | チャーター散骨プラン ●(平日)297,000円〜385,000円 ●(土日)352,000円〜440,000円 合同散骨プラン ●(平日)165,000円 ●(土日)187,000円 代行散骨プラン ●55,000円 | 大切なペットのお骨をご家族と一緒に 行う海洋散骨 |
対応海域
北海道|東北 (北海道・青森・山形・岩手・秋田・宮城・福島)
関東(東京・千葉・神奈川・茨城)
中部|北陸(静岡・愛知・新潟・福井・富山・石川)
近畿(京都・大阪・兵庫・和歌山・三重)
四国(徳島・高知・愛媛・香川)
中国(岡山・広島・鳥取・山口)
九州|沖縄(福岡・宮崎・熊本・鹿児島・長崎・佐賀・大分・沖縄)
海外(ハワイ・グアム・韓国)
出典:ブルーオーシャンセレモニーホームページ
サービス紹介動画
口コミ・評判
2024.05.12
■香川県(高松市) ■チャーター散骨プラン
全ておまかせし、期待以上のセレモニーになりました。参加者誰もが気持ち良く別れの儀式ができたと思います。ありがとうございました。
■東京都 ■ご利用プラン:合同散骨プラン
最初のご相談から時間が空いてしまったため、花が値上がりしてしまったことが予定外。。。値上がり情報は連絡いただければありがたかったのですが、こちらも期日を調整中だったので、結局は同じ結果になったかと思っています。請求書発行後の変更にも気持ちよく対応してくださり、大変感謝しています。ありがとうございました!
■東京都 ■ご利用プラン:合同散骨プラン
好天に恵まれたので良かったと思っています。天候によって評価はかなり差が出ると思いました。
まとめ
トラブルを回避し後悔しないための海洋散骨を
海洋散骨には、伝統的なお墓とは異なる供養方法としてのメリットがある一方で、さまざまなトラブルが潜んでいることも事実です。トラブルを回避し、スムーズで心のこもった散骨を行うためには、事前の準備や確認が重要です。
親族間でのトラブルを避けるために
・親族間で「散骨への反対」や「意見の対立」が生じないよう、事前にしっかり話し合い、全員が納得する形を見つける
・墓じまいを勝手に進めないよう、特に親族が思い入れのあるお墓については相談を怠らず、合意を得てから進める
・すべての遺骨を散骨することが、後々「お墓参りができない」と後悔につながる場合もあるため、手元に一部の遺骨を残す選択肢を検討する
業者に関するトラブルを避けるために
・ 業者の選定では、資格や実績の確認、口コミのチェックを行い、信頼のおける業者に依頼することが大切
・天候の影響で予定日に散骨ができない場合もあるため、業者から天候による延期の対応について説明を受け、予備日を設定しておくと安心
・ 生前予約した業者が倒産するリスクもあるため、複数の業者の検討や、信頼性の高い業者を選ぶことが重要
・ 追加料金のトラブルを避けるため、見積もり内容を細かく確認し、追加料金の有無を事前に把握しておく
その他のトラブルを未然に防ぐために
・ 菩提寺がある場合は、事前に住職に相談し、供養方法の変更についての理解を得ておくことで、関係悪化を避ける
・ 近隣住民とのトラブル防止のため、住民に配慮した散骨場所を選ぶよう心がけ、観光地や生活圏の近くは避ける
・ 散骨場所については、法的な問題がないかを確認し、散骨可能な場所を事前に調べる。必要に応じて、自治体や業者に確認を取る
散骨に関するガイドラインやマナーを守り、トラブルを防ぐ
・国土交通省が示すガイドラインや、マナーを守ることが大切。散骨場所は公共の場や観光地ではなく、目立たない場所で行うといった配慮が必要
・業者からもガイドラインについて説明を受け、注意点を理解した上で散骨を進める
成功する海洋散骨のためのコツを把握する
・自分や故人の希望に合わせて、目的に合った散骨方法(個別散骨や合同散骨、代行散骨など)を選ぶ
・先人のトラブル事例から学び、準備段階から細かく注意点を確認し、トラブルの防止に努める
・事前準備から実施までの流れを確認し、業者との詳細な打ち合わせを怠らない
海洋散骨を安心して行うためには、準備や確認が欠かせません。「トラブルの回避方法」を参考に、トラブルのない海洋散骨を目指しましょう。また、信頼できる業者の選定も重要です。以下の記事「【2024年版】 おすすめの海洋散骨業者(4社)カテゴリー別 人気ランキング」も参考に、満足のいく散骨方法を見つけてください。