【海洋散骨でよくある質問】70社の業者を調べた筆者が初心者向けにまとめました

海洋散骨について事前準備や当日に気をつけることなど、よくある質問をまとめたぞ!
海洋散骨の費用


Q 海洋散骨の費用の相場は?
A:海洋散骨の料金は、どんな形で見送りたいかによって大きく変わります。代表的な海洋散骨のプランは大きく3種類あります。
・代行委託散骨(ご遺族は乗船せず、スタッフが代わりに実施)
相場:30,000円〜100,000円。費用を抑えたい方や高齢で乗船が難しい方などに選ばれています。
・合同乗船散骨(複数のご家族が同じ船に乗って散骨)
相場:100,000円〜200,000円。他のご家族と一緒ですが、乗船して見送れる点が魅力です。
・貸切乗船散骨(船を1組で貸し切って実施)
相場:200,000円〜400,000円。プライベートな空間でゆっくり見送りたい方に人気です。
このほか、業者ごとの方針や乗船人数、粉骨が料金に含まれているか、平日・休日の違いによっても費用が変わります。

家族の希望に合わせ、無理のない範囲で検討してみてくだされ。
海洋散骨の注意点


Q 海洋散骨は法律的に違法ではないのですか?
A:海洋散骨は、節度(周囲に迷惑をかけない)を守って行えば違法にはなりません。
日本には散骨を直接規制する法律はありませんが、遺骨をゴミとして扱う「廃棄物処理法」に触れないよう、葬送の目的で行うことが大切です。
実際、多くの自治体や海上保安庁も「節度ある散骨」を前提に容認しています。海から距離をとった沖合で行う業者が多いのも、この配慮によるものです。
Q 海洋散骨が禁止されている場所はどこですか?
海洋散骨はどこでも自由にできるわけではなく、トラブルを避けるためにも場所選びが大事です。
まず、港や海水浴場のように人が多く集まるエリアは避けるのが基本です。実際の海洋散骨では、業者は沖合の人目につかない場所を選びます。周囲への配慮を忘れずに場所を選ぶことが大切です。
漁業場、養殖場、海水浴場、浜辺、防波堤、川・湖・沼などで散骨することはできません。陸地から1海里(1.85km)以上離れた沖合で行います。
Q 散骨は海洋汚染にはなりますか?
A:海洋散骨は、正しい手順で行えば海を汚す心配はありません。
遺骨は細かいパウダー状に粉骨し、自然に還る形で海へまくのが一般的です。献花に使う花は花びらのみを使用し、茎や葉は使いません。茎や葉は浮力が強く、海面に長く残ってしまうため、環境への負担を避ける目的があります。
また遺品や金属類など(海に還らない物)は一緒に撒かないようにしています。海に撒けないものは金属以外にもいくつかあります。
例えば、造花(プラスチック・布)は分解されず海に残ります。写真やカード類の紙も水に溶けず漂流ゴミになる可能性があります。さらに、ガラスや陶器も分解されず、海底に残り続けるため禁止です。
環境省も「節度ある散骨」であれば問題ないと示しており業者も海洋汚染への配慮は徹底しています。

基本的には業者に任せれば自然にやさしい形で散骨してくれるので、心配いらんぞ!
Q 海洋散骨できない宗教、宗派はありますか?
A:日本国内のほとんどの宗教・宗派において、海洋散骨は可能です。
ほとんどの宗教・宗派で海洋散骨は可能
現在、日本国内では、多くの宗教や宗派で散骨が受け入れられています。「自然に還す」という考え方は、特定の宗教を持たない方(無宗教)だけでなく、仏教をはじめとする様々な宗派の人々の間で広く浸透しています。
これは、海洋散骨が故人様やご遺族の「弔いたい」という気持ちに基づいて行われるものであり、日本の法律上も問題がない行為だからです。
法律上の位置づけ 散骨は、「墓地、埋葬等に関する法律(墓地埋葬法)」の対象外とされています。節度を持って行われる限り、刑法の遺骨遺棄罪には当たらないという認識が定着しています。
仏教においても、宗派によって考え方に多少の違いはありますが、最終的に「自然に還る」ことに対し、強い否定的な意見を持つ宗派はほとんどありません。故人様が海を愛していた、または、お墓の管理に負担をかけたくないというご遺族の思いを尊重する考えが広まっています。

もし心配な場合は、ご自身がお付き合いのある寺院に相談してみるのが最も確実じゃ。
事前準備・手続き


Q 故人が亡くなってから、どれぐらいで散骨できる?
A:海洋散骨は、「いつまでにやらなければならない」という法律上の決まりがないため、ご遺族様が「故人様を送り出す準備ができた時」が、その時となります。
一般的に多いのは、故人様の火葬後から1ヶ月~3ヶ月程度で散骨を実施するケースです。
なぜこの時期が多いかというと、火葬が終わってから散骨に必要な「粉骨(ふんこつ)」(ご遺骨をパウダー状にすること)の作業期間が必要になります。
そして、ご親族との日程調整や、散骨業者との打ち合わせなどの準備期間を考慮すると、これくらいの期間になることが多いからです。
また、故人が亡くなってから「四十九日(しじゅうくにち)」を一つの区切りとして散骨を行う方も非常に多いです。仏教では四十九日をもって忌明け(きあけ)となり、故人の魂が次の世界へ旅立つとされる大切な宗教的な区切りだからです。
ただし、海洋散骨は天候に左右されます。日程を決めたとしても、当日の天候や海の状態によっては延期になる可能性があることを念頭に置いておきましょう。

焦る必要はないぞ。みんなの気持ちが整い、「この日に故人を海に還そう」と納得できるタイミングが、最良の散骨日とお考えくだされ。
Q 依頼から散骨が実施されるまでの期間は?
A:海洋散骨の実施までにかかる期間は、主に「プラン」と「天候・海況」によって変わってきます。
散骨を行うまでの一般的な流れとしては、まず業者選びや打ち合わせ、そしてご遺骨をパウダー状にする「粉骨(ふんこつ)」という作業があります。
この粉骨の工程を含め、準備期間として1ヶ月ほどの期間がかかることが一般的です。特に大きく日数が変わってくるのが、選ぶプランです。
貸切乗船散骨
ご遺族の希望の日程に合わせて、船を一隻貸し切って実施します。日程調整はしやすいですが、予約状況によっては希望日が埋まっていることもあるため、早めの相談がおすすめです。
合同乗船散骨
複数のご遺族とご一緒に、決められた日程で散骨を実施します。業者が決めた日程に参加するため、タイミングが合えば比較的早く行える可能性があります。
代行委託散骨
ご遺族が乗船せず、業者にすべてを任せるプランです。ご遺骨が業者に到着してから2週間〜1ヶ月程度で実施されるケースが多いです。
ただし、どのプランを選んだとしても、海洋散骨は海の上で行うため、天候や海況(波の状態)によって延期になる可能性があります。
特にご遺族が乗船される貸切乗船散骨・合同乗船散骨では、安全を最優先するため、天気が悪かったり波が高かったりする場合は日程の変更が必要になります。日程に余裕を持って計画しておくと安心です。
ご遺族の気持ちの整理の期間や、ご親族との日程調整の時間なども考えると、約1ヶ月から3ヶ月を目安に準備を進め、海への旅立ちに最適な日を選んであげてください。
Q 海洋散骨に必要な書類は?
A:「埋葬(火葬)許可証」と「改葬許可証」
埋葬(火葬)許可証
海洋散骨を行う際には、まず「埋葬許可証(または火葬許可証)」が必要です。これは火葬後に火葬場から交付される書類で、正式に火葬が行われたことを証明するものです。多くの業者では遺骨を預ける際にこの許可証の提出を求められます。もし紛失してしまった場合でも、火葬を行った自治体で再発行できます。
改葬許可証
すでにお墓に納めてある遺骨を取り出して散骨する場合は、「改葬許可証」が必要になります。これはお墓の管理者(寺院や霊園)に改葬の意思を伝え、自治体で手続きを行うことで発行される書類です。改葬許可証があれば、法的にも問題なく遺骨を移動・散骨することができます。

書類の準備は少し手間に感じるかもしれんが、業者によっては、書類の確認や手続き方法の案内をサポートしてくれるところも多いので、まずは相談してみるとよいぞ。
Q 先祖代々のお墓があり、親戚が反対する場合はどうしたらよい?
A:海洋散骨にしたい気持ちがあっても、親戚との意見の違いで悩む方は多いです。
まず大切なのは、散骨の理由や故人の希望を丁寧に伝えること。いきなり結論だけ話すと反対されやすいので、「どうして散骨を選びたいのか」を共有する時間をつくると、理解につながりやすくなります。
また、遺骨の一部だけお墓に残す「分骨」という方法を提案するのもひとつです。

双方が納得できる形で進められると、気持ちよく供養できるぞ。
Q 自分の海洋散骨を生前に申し込みたいのですが可能ですか?
A:海洋散骨は、生前のうちに申し込むことができます。
最近は「自分らしい最期を選びたい」と考える人が増えていて、終活の一環として予約する方も珍しくありません。申し込み時には希望エリアや散骨プランを決めたり、遺族への連絡方法を確認したりと、遺族への負担を減らす仕組みが整っています。
また、費用を事前に準備できるのも安心です。

生前予約をしておくことで、家族の迷いや心配を軽減することができるぞ。
Q 高齢のため船に乗船できない場合はどうしたらよい?
A:ご高齢で船に乗るのが難しい場合でも、海洋散骨をあきらめる必要はありません。
多くの業者では、ご遺族が乗船しない「代行散骨」に対応しています。中にはパソコンやスマホで見守れる「オンライン参加」を実施ている業者も。
代行の場合はスタッフが丁寧にセレモニーを行い、後日写真や散骨証明書が届くので安心です。オンライン参加なら、同乗しなくても散骨の様子をリアルタイムで共有できます。
粉骨・遺骨の受け渡しについて


Q 遺骨を粉骨しないで、そのまま散骨することはできる?
A:遺骨をそのままの形で散骨することはできません。
海に沈まず浮いてしまったり、遺骨を発見した人が驚いてしまったり、何かの事件かと思い警察へ連絡してしまうなどトラブルの原因になってしまうためです。
そのため通常は粉骨(2mm以下のパウダー状にする)してから海に撒きます。粉骨は専用の機械やすり鉢で細かく砕く作業で、遺骨に含まれる有害物質(六価クロム)も除去します。

安心して海洋散骨するために、粉骨は欠かせない工程じゃ。
Q 遺骨の受け渡し方法は?
A:ご遺骨を業者に預ける方法は、主に以下の3つがあります。
郵送で送る
ご遺骨は「日本郵便」のゆうパックを利用して送ることができます。ヤマト運輸の宅急便、佐川急便などでは取扱いができません。特に「送骨パック」を用意している業者を選ぶと、梱包資材や送り状などが一式セットになっているため、初めての方でも安心して進められます。
業者に直接持ち込む
大切な遺骨の郵送が心配な方や、直接担当者と顔を合わせて手続きしたいという方には、業者に遺骨を持ち込む方法がおすすめです。業者によっては、持ち込んだ際にご遺骨をパウダー状にする「粉骨(ふんこつ)」の作業に立ち会えるところもあります。
自宅に引き取りに来てもらう
業者がご自宅まで遺骨を引き取りに来てくれるサービスを提供している場合もあります。移動の手間がなく、お住まいのエリアによっては無料で引き取りに対応している業者もあるため、特にご高齢の方や忙しい人に便利です。
Q 粉骨をお願いする場合、散骨日の何日前までにお渡せばよい?
A:粉骨を業者に依頼する場合は、散骨日の1〜2週間前を目安に預けておくと安心です。
粉骨は数十分〜数時間で終わる作業ですが、他の依頼が重なったり、確認作業が必要だったりと、少し時間がかかる場合もあります。

郵送で遺骨を送る場合は配送日数も考慮するのがポイントじゃ。
Q 粉骨にはどれくらい時間がかかる?
A:粉骨は、専用の機械で遺骨を細かく砕き、2ミリ以下のパウダー状にしていく作業で、作業時間は通常1〜3時間程度です。

通常は遺骨を郵送などで預かって後日返却する場合が多いが、来店してその場で対応してくれる業者もあるぞ。
Q 遺骨には有害物質(六価クロム)が含まれていると聞きましたが、散骨する時に吸ったりしない?
A:六価クロムは火葬の過程でごく微量発生することがありますが、散骨時に人体へ影響が出るほど舞い上がることはありません。
実際の散骨では風向きに配慮しながらセレモニーを進行するため、遺骨の粉を吸い込むような状況にはなりにくいですが、風下に立たないように心がけましょう。
船舶について


Q どのような船が安全ですか?
A:海洋散骨では、安定性が高く、天候の変化にも対応できる船が安心です。
たとえば、屋根付きで雨風をしのげるクルーザーがよく使われています。救命胴衣や救命ボートなどの安全設備が整っているかもポイントなので各社のホームページで確認してみてください。
Q 船上でタバコを吸うことはできますか?
A:海洋散骨の船では、ほとんどの場合タバコは控えるようお願いされています。
火を使う行為は風の強い海上では危険があり、灰がご遺骨や花に飛んでしまう可能性もあるためです。
また、他の乗船者がいる場合は煙やにおいが気になることもあります。

どうしても吸いたい場合は、事前に業者へ相談すれば、乗船前に喫煙できる場所を案内してくれることもあるぞ。
Q 冬の時期の船上では寒いですか?
A:冬の海上は、陸よりも体感温度がぐっと下がります。風が強く吹くことも多いため、思っている以上に冷えると感じる方が多いです。
とはいえ、屋根付きのクルーザーなら風を遮れて、暖かい飲み物を用意してくれる業者もあります。

服装は厚手のコートやマフラー、手袋など、しっかり防寒しておくと安心じゃ。
Q クルーザーの中にトイレは有りますか?
A:多くの海洋散骨用クルーザーには、船内にトイレが備わっています。
一般的な遊漁船とは違い、散骨専用や観光向けの船を使用することが多いため、清潔で使いやすい設備が整っていることがほとんどです。船酔いが心配な方や、ご高齢の方が乗船する場合でも安心できるポイントですね。
ただ、船のサイズによってはトイレが小さめだったり、波の影響で揺れやすいこともあるので、必要に応じて、出航前に済ませておくと気持ちに余裕が持てます。
Q 車いすでも乗船できる?
A:車いすでの乗船に対応している業者も増えてきています。
バリアフリー仕様のクルーザーを使っていたり、スタッフが乗り降りをサポートしてくれる場合もあります。
ただし、すべての船が完全に対応しているわけではなく、乗船口の段差や船内スペースの広さによっては難しいこともあります。事前に「車いすで利用できるか」「介助はどこまで可能か」を確認しておきましょう。
Q 子どもが乗船する際の注意事項は?
A:小さなお子さんが乗船する場合は、いくつか気をつけたいポイントがあります。
まず、船の揺れに慣れていない子も多いので、事前に酔い止めを相談しておくと安心です。デッキは滑りやすいことがあるため、必ず大人が手を添えて移動するようにします。救命胴衣のサイズが合っているかも確認しておきたいところです。

風が強く冷えやすいので、防寒対策も忘れずに。
Q 船酔いが心配な場合はどうすれば良い?
A:事前対策で船酔いは怖くない。
海洋散骨で利用する船は、外洋ではなく比較的穏やかな湾内を航行する小型〜中型クルーザーが多いです。また、多くの業者は天候や波の状況をしっかり確認してから出航するため、揺れが少なく安全性が高いです。船酔いは準備次第でほとんど防げますから、必要以上に心配することはありません。
船酔いを防ぐには、乗船前の準備が非常に大切です。
体調を整える
前日はしっかりと睡眠をとり、体調を万全にしておくことが大切です。体調が悪いと酔いやすくなってしまいます。
食事に気をつける
当日は、空腹や満腹の状態を避けるのがポイントです。おにぎりやパンなどの軽食を少し摂っておくと安心です。また、アルコールやカフェインは酔いを誘発しやすいため控えましょう。
酔い止め薬を服用する
市販の酔い止め薬で十分効果があります。乗船する30分〜1時間前に服用しておくと、船が出る頃に薬の効き目がピークになり、予防効果が高まりますよ。
もし船の上で少し気分が悪くなっても、以下の方法で軽減できます。
遠くの水平線を見る
船内でスマホを見たり足元を見続けたりすると、平衡感覚が狂って酔いやすくなります。視線を遠くの水平線に向け、景色を眺めていると気分が安定しやすいです。
風通しの良い場所に移動する
船内の閉鎖的な空間よりも、新鮮な空気に触れられるデッキ側に出ると、気分が安定しやすくなります。
スタッフに声をかける
万が一、酔って気分が悪くなってしまった場合は、すぐに船のスタッフに声をかけてください。適切な対応をしてくれますので、我慢せずに頼ってくださいね。
散骨当日について


Q 散骨をするのにおすすめの季節は?
A:結論として、海洋散骨に最もおすすめなのは、ずばり「春(4月〜6月)」と「秋(9月〜11月)」です。
春と秋がおすすめな理由は、この時期が一年で最も気候が穏やかで、波が静かな日が多いからです。天候が安定していると、船の出航率が高くなりますし、何より参列される方の体調への負担が少ないというメリットがあります。
また、服装の調整がしやすい点も人気の理由です。ただし、季節ごとにそれぞれ違った魅力や注意点がありますので、詳しく見ていきましょう。
春(4月〜6月)
・景 観: 新緑が美しく、空気が澄んでいるため、海や景色が鮮やかに見えます。
・快適さ: 寒すぎず暑すぎず、最も快適に過ごせる時期です。
・天 候: 波が穏やかな日が多く、天候も安定しています。
夏(7月〜8月)
・景 観: 太陽がキラキラ輝き、青い海と空が広がる開放的な景色が魅力です。
・快適さ: 暑さや日差しが厳しく、熱中症対策や日焼け対策が必要。
・天 候: 台風シーズンに入るため、急な悪天候による延期の可能性があります。
秋(9月〜11月)
・景 観: 澄んだ秋空が広がり、夕焼けが美しい日が多くなります。
・快適さ: 日中は過ごしやすいですが、朝晩は冷え込むため羽織るものが必要。
・天 候: 台風の影響が残ることもありますが、穏やかな日が多く出航しやすい。
冬(12月〜3月)
・景 観: 空気が乾燥しているため、遠くの景色まで見渡しやすいです。
・快適さ: 非常に寒く、船上は風も強いため、防寒対策が必須。
・天 候: 季節風の影響で波が高くなる日が増え、出航可能日が少なくなる傾向。

どの季節を選んでも、故人様を偲ぶ気持ちが一番大切じゃ。家族の体調や都合を考慮して、最良の季節を選んでくだされ。
Q 業者が用意する分以外に追加で花やお酒を持ち込んでも大丈夫?
A:個人的にお花やお酒を持ち込むことは多くの業者で可能です。
ただし、環境への配慮から、生花以外の造花は避けましょう。お酒は少量であれば問題ありませんが、瓶ごと海に入れることはできません。持ち込みを考えている場合は、事前に「どこまでOKか」を確認しておくとスムーズです。
Q 散骨と同時にお酒も一緒に撒くのはなぜ?
A:散骨のときにお酒を少しだけ海へ流すのは、故人への「献酒(けんしゅ)」という意味合いがあります。
生前にお酒が好きだった方への贈り物として捧げたり、最後の乾杯のような気持ちで行うご家族も多いです。
もちろん、環境に配慮してごく少量にとどめますし、瓶ごと海に入れることはありません。
Q 遺品などを一緒に撒いてよい?
A:遺品を一緒に海へ流すことは、基本的にはできません。
金属や布製品、プラスチックなどは海に残ってしまい、環境への負担が大きいためです。ただ、写真を小さく印刷した「水溶紙(すいようし)」など、海で溶けて自然に還る素材ならOKとしている業者もあります。

どうしても持っていきたいものがある場合は、業者に事前に相談してくだされ。
Q 当日はどんな服装で参加すればよい?
A:海洋散骨では喪服ではなく「落ち着いた平服」が基本となります。
海洋散骨は屋外、しかも海の上で行うセレモニーです。そのため、厳粛な場であっても、一般的なお葬式で着るような正式な喪服は、動きにくさや防寒・日差し対策の点で適していません
そこで推奨されるのが、黒、グレー、紺、ベージュといった控えめで落ち着いた色の「平服」です。平服といっても普段着ではなく、「略喪服」や「インフォーマル(準略式)」と呼ばれる、礼儀を保った服装を指します。
礼儀をわきまえつつも、最も大切なのは「動きやすく」「風や日差しにしっかりと対応できる服装」であることです。
海上は風が強く、船も揺れることがありますので、以下の点に注意して服装を選びましょう。
足元
船上での安全のため、ハイヒールなどの不安定な靴は避け、滑りにくいスニーカーやデッキシューズを履くようにしてください。
ボトムス
風でめくれ上がったり、動きの妨げになったりする可能性があるため、スカートやワイドパンツは避けて、パンツスタイルにすると安心です。
小物類
日差し対策として帽子は必須ですが、風で飛ばされにくいキャップタイプなどがおすすめです。また、散骨の際は両手を使う場面がありますので、荷物は小さめのバッグにまとめ、両手が空くようにしておくと安全にスムーズに進行できます。
香水・匂い
他の参列者への配慮として、香水や香りの強い柔軟剤は控えるのがマナーです。
Q 散骨当日、悪天候で欠航となった場合はどうなる?
A:当日が荒天で出航できない場合は、安全面を最優先し、ほとんどの業者が日程変更という形で対応してくれます。
台風や強風、波の高さなどは当日にならないと判断できないことも多いので、前日までに連絡をもらえるケースが一般的です。天候が原因で延期になった場合は、基本的に追加費用は発生しません。
Q 当日、急に行けなくなったり遅れてしまう場合はどうなる?
A:急な体調不良や交通トラブルで参加できない場合でも、慌てる必要はありません。多くの業者は日程変更に応じてくれたり、代行散骨に切り替えるなどの提案をしてくれるます。
また、集合時間に遅れそうなときは、すぐに連絡すれば可能な範囲で待ってくれるなど調整してくれる場合もあります。
ただ、他の参加者がいる合同散骨は時間の融通が利きにくいです。

柔軟に対応してもらえるケースが多いので、まずは相談してみてくだされ。
Q 僧侶を同乗させて読経させるすることはできる?
A:僧侶に同乗してもらい、船上で読経していただくことは可能です。
お付き合いのあるお寺に依頼しても良いですし、僧侶を手配してくれる業者もあります。読経のタイミングは、出航前や散骨の直前・直後など、希望に合わせて調整してくれることが多いです。
ただし、乗船人数の関係で追加料金がかかる場合もあるため、事前の確認は必須です。

宗教的な儀式を大切にしたい方には、ありがたい選択肢じゃな。
供養・分骨について


Q 遺骨を散骨してしまうと心の拠り所がなくなるのでは?
A:海洋散骨すると「手を合わせる場所がなくなるのでは?」と不安になる方は多いです。
でも実際には、海そのものが“お墓”として心のよりどころになります。年に一度、命日に海を訪れたり、故人が好きだった場所から海を眺めたりと、自由な形で供養できるのが海洋散骨の良さです。
また、遺骨の一部だけ手元に残す「手元供養」や「分骨」という方法もあり、気持ちのバランスを取りやすくなります。

全て散骨した方がいいか迷う場合は、後で後悔しないように、いったん分骨して一部は手元に残しておくのがおすすめじゃ。
Q 遺骨は全て散骨しないといけない?
A:遺骨をすべて散骨する必要はありません。
ご家族の気持ちに合わせて、一部だけ散骨し、残りは自宅で手元供養したり、お墓に納めたりすることもできます。
実際、完全に散骨してしまうより「少しだけ手元に残したい」というご家族は多いです。ペンダントやミニ骨壺など、小さく大切に保管できるグッズも増えているので、選択肢も広がっています。
Q 分骨はどのような形で返骨される?
A:分骨を希望すると、遺骨の一部を小さな容器に分けて返してもらえます。
専用のミニ骨壺や、小さな袋(分骨袋)に入れて受け取る形が一般的です。手元供養を考えている場合は、ペンダントタイプやオブジェ型など、おしゃれなデザインの容器を選ぶ方も増えています。
墓じまいと海洋散骨について


Q お墓に入っている遺骨は散骨できるの?
A:すでにお墓に納められている遺骨も、海洋散骨できます。
現在お墓に入っているご遺骨は、法律上、取り出して海洋散骨をすることが可能です。お子さんがいない、お墓を継ぐ人がいないといった理由で、代々のお墓を整理して散骨を選ぶ方も増えています。
お墓からご遺骨を取り出して散骨を行う際には、いくつか必要な手続きがあります
お寺・霊園の了承が必要
まず、ご遺骨が納められているお寺や霊園の管理者(住職や管理事務所)に、遺骨を取り出して散骨したい旨を伝え、了承を得る必要があります。これは、遺骨を勝手に持ち出すのではなく、円満な形で「墓じまい(お墓を撤去し、更地に戻すこと)」を進めるために大切な手順となります。
改葬の手続きが必要
お墓から遺骨を取り出して別の場所に移すこと(散骨もこれに含まれます)を「改葬(かいそう)」と呼びます。改葬を行うには、自治体へ申請し「改葬許可証」を発行してもらう必要があります。この手続きには、現在のお墓の管理者から「埋蔵証明書」をもらったり、散骨先の業者が発行する「受入証明書」が必要になったりと、複数の書類が必要な場合があります。

これらの手続きは少し手間がかかるが、業者によっては改葬手続きのサポートをしてくれるところもあるぞ。
付き合いのあるお寺(菩提寺)には、散骨する旨を話すべき?
A:菩提寺がある場合は、散骨を検討していることを早めに伝えておくとスムーズです。
お寺によっては海洋散骨に対してさまざまな考え方があり、後から知ったことで関係がぎくしゃくしてしまい、トラブルの原因になることもあります。
事前に「散骨を考えている理由」や「一部は分骨してお寺に納める予定」などを相談すれば、理解してもらえることも多いです。
海洋散骨と墓じまい、両方お願いできる業者はある?
A:海洋散骨と墓じまいの両方をまとめて依頼できる業者もあります。
墓じまいと海洋散骨で業者で分けずに済むので業者に連絡する手間が省け、効率的に進めることができます。特に遠方にお墓がある場合や、家族だけで進めるのが難しいと感じる方におすすめです。

ただし、対応エリアは業者によって違うので、事前に確認してお口必要があるぞ。

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